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港区 不活化ポリオワクチンの導入について その1

予防接種のポリオについて、
これまで多くのお母さんが、
公費の定期接種の生ポリオか、
自費だけどリスクの無い不活化ポリオワクチンか、
で悩まれたことと思います。
「なんで日本はこんなにワクチン後進国なの!?」と嘆いた人も多いと思います。
私もその一人。

最近の報道(9月1日~不活化ポリオワクチン)もあって、
港区の直近の生ポリオワクチンの接種率はなんと29.9%!!
(ちなみに厚生労働省が8月2日に発表した全国15都市の4月~6月のデータでは62%※これについてはその2で書きたいと思います。)

この接種率の低さが、
海外では依然としてポリオが流行している地域があるので、
免疫を持っていないと、流行国の患者からの感染(ポリオウイルスに感染しても、麻痺などの症状が出ない場合が多いので、海外で感染したことに気がつかないまま帰国あるいは入国してしまう可能性がある)の恐れがある、

また、生ポリオワクチンの予防接種をした子どもの便からポリオウイルスが排泄されるので、それが感染のもととなる可能性もある、

など懸念されていましたが、
ついに平成24年度9月1日より、不活化ポリオワクチンによる予防接種が実施されます!
さらに昨日、厚生労働省が、不活化ポリオワクチンを含む4種混合ワクチンを、11月1日から定期接種に導入すると発表しました。

(そうすると、また11月まで接種控える人も多いと思うのだけど・・・)

取り急ぎ、
9月1日~の不活化ポリオワクチンの導入についての港区の対応を下記します。
(7月30日の保健福祉常任委員会での報告です)

(1)ポリオ予防接種の実施方法

ポリオの定期予防接種を「集団接種」から各医療機関で接種する「個別接種」へ切り替えます。秋の集団接種は中止。

(2)接種対象者への勧奨

①今秋予定していたポリオ集団接種の対象者へ個別通知します。(8月下旬)
  平成23年6月1日から平成24年5月31日生まれのお子さん(約2,400名)

②毎月接種対象者を抽出し、個別通知します。接種対象者は生後3か月となるお子さんです。(毎月200名程度)

③平成23年度実施したポリオ集団予防接種の接種率(50%)が低いことから、平成23年度春期・秋期および平成24年度春期のポリオ集団予防接種対象者のうち、接種していない人に対して個別通知します。(8月下旬)
  平成21年12月1日から平成23年5月31日生まれのお子さん(約1,900名)

(3)未接種者・接種差控え者等への周知

広報みなと(8月1日号、9月1日号)、ミナトマンスリー(9月号)及びホームページ等で、不活化ポリオワクチンの接種についての勧奨記事を掲載するとともに、保育園等子ども関連施設の利用者への周知を図ります。

以上ですが、情報が更新されましたら、またお知らせいたします!

港区議会議員 小田あき(現 やなざわ亜紀)